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スピリチュアルな体験 その1

 

危機一髪を回避した不思議な体験

 
 このお話はヒマラヤヒーリングを訪れた後、ババ様(サイババ)を深く信仰されるようになったある女性のお客様が危機一髪で事故を回避された不思議な体験です。彼女はとても信仰心が深く、毎日朝晩必ず何かしら神様にお祈りをしているそうです。
 
 彼女には中学生の娘さんがおり、ある冬の雨の日、娘さんが学校に遅れそうになったので駅まで車で送って行ったときの事です。駅に向かう途中車の中があまりに寒かったので、彼女は「寒い、寒い」とつぶやくかわりに「サイラム、サイラム」(サイババを信仰する人たちの間では、挨拶や謝罪、お礼などすべてこの「サイラム」のひと言で通用します)とつぶやきながら運転していました。
 
 そこへ自転車に乗った若者が急に飛び出してきました。彼女はこれまでよく車で軽い事故(車を何か物にぶつける)を起こしていて、この時も「ああ~ぶつかる!またやった!」と思ったそうです。ところが、あとほんの数センチのところでぶつからずにすんだそうです。
 
 それからまたしばらくたったある日、今度は夕方娘さんを駅に迎えに行こうとして車を運転していたときのこと、その時も彼女はなぜか「サイラム、サイラム」と唱えていました。そこへ急に車の右側から小さな男の子が走って飛び出してきました。彼女はとっさにブレーキを踏みましたが、「ああだめ!ぶつかる!」と思ったそうです。ところが、何とその男の子は急にクルッとUターンして走り去って行きました。彼女ははーっと安心したと同時に、この出来事の不思議さに驚いたということです。 
 

 

思いがけない拾いものにドキドキ

 
 これは著者の私自身が最近体験した事です。上記の8番のお話をお客様からうかがって、私にも何か神の存在を体験できる何かが起こらないかしら?と思った数日後の朝、妙にリアリティのある夢を見ました。
 
 それは私が学生で、大学の構内でお金を拾って届け出ようとする夢です。
そのお金は1万円札と5千円札が2つ折りにしてあったのですが、お札の薄い色の細い線が引いてあるところまでよ~く見て、目が覚めた後も覚えていました。
あまりにリアルだったので、何の意味があるのかと夢辞典を開いてみましたが、出ていませんでした。

 
 それから3日程たって、保育園に子どもを迎えに行こうと自転車を走らせていたところ、道路に裏返しになった一万円札が落ちているではありませんか。何でこんなところにと思って自転車を降りて拾うと、他にも落ちているのが目にとまり、全部で5枚拾いました。私はそれをポケットに入れて再び自転車をこぎながら、夢の通りに交番に届けるか、「そのままもらってしまえ」という悪魔のささやきとの間でしばらく葛藤しましたが、結果的には交番へ行き、「あのお~、道路にお金が落ちてたんですけどお・・・・」と届け出ました。
おまわりさんに「ここに住所と名前を書いて」と言われて書こうとするのですが、あまりの驚きの出来事のために手が震えてうまく書けません。

 
 交番に届けて多少冷静さを取り戻した私は、「あのお金は誰も落としてない」と思いました。その場所はけっこう人通りが多く、私がお金を拾っているときも1台の車が信号待ちをしていたし、ちょっと離れたところに人もいました。
それに、財布が落ちているとか、お札が重なって折られて落ちているなら誰かが通りがかりに落としたとも考えられますが、上からばらまかれたように平らなままで点々と落ちていたんです。まるで私に拾わせるようにそこにあらわれたような感じです。
私には神様がその存在を示すために仕組んだ出来事としか思えません。
 
 ちなみにお金を落とした人が見つかったという連絡はまだありません。そして、あれから自転車に乗っていて道路に何か落ちているとつい目を凝らすクセがついてしまいました。